もともと狩猟犬だったジャックラッセルテリアは、犬種改良によってペットとしての温厚な素質をもつようになった犬です。人間のパートナーとしての素質をもつこの犬のお気に入りの場所を観察してみると、飼い主の洋服の上が大好きなようです。その匂いと布のさわり心地は、犬をとても安心させます。そこで、飼い主の洋服が犬の居場所をつくるような家具を考えました。布の伸び縮みを利用して、木のフレームにかぶせた飼い主の古着がハンモックのように犬の体を包みます。夏には風通しの良い服、冬は厚手の服と、季節にあわせて衣替えもできます。フレームはDIY のレベルにあわせて、合板、デッキ材の二種類、それぞれの作り方を考えました。どちらのフレームもソファに座る飼い主が手をのばせば自然に犬と触れ合うことができ、犬との距離をより近づけます。ワンモックは、人間と犬の心地よい関係を生みだす、誰もが作れる「犬のための建築」です。
(”ワンモック”という名前は、日本語の犬の鳴き声である「ワン」と、この作品の特徴である「ハンモック」をかけあわせた名前です)

鈴野浩一(すずの こういち)と禿真哉(かむろ しんや)により2004年に設立。建築の設計をはじめ、ショップのインテリアデザイン、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。2011年「空気の器の本」、作品集「TORAFU ARCHITECTS 2004-2011トラフ建築設計事務所のアイデアとプロセス」 (ともに美術出版社)、2012年 絵本「トラフの小さな都市計画」 (平凡社)を刊行。

airvase(2010) │ HOUSE IN KOHOKU(2008) │ Light Room,Canon Milano Salone 2011(2011)

SIZE W546 x D731 x H398
WEIGHT APPROX. 2.2KG
DIFFICULTY EASY
FAB. TIME 1 DAY